藤原がいなかったらダークネス藤原の代わりにダークネス吹雪(私)が出てくるんじゃないかなっていうやつ。
書けそうな気がしたから、書いてみたんですよ。
シャレになりませんでした。
おかしい!キミがやらなかったらボクがやっちゃうんだからそう気にすることないさ!って言う話書きたかったから考えたのにそうするにはダークネス吹雪がかっこよすぎる!!
と個人的には思う展開になってしまったため、途中やめ。
その、「もしも藤原がいなかったら」部分を、つづきに公開してみます。
遊戯王デュエルモンスターズGXは作品としてどうあるべきだったか、を冷静に考察できる人以外は見ないでください。
藤原は無条件に素晴らしいのよ!って人は絶対見ないでください!!!
※ダークネス藤原→ダークネス吹雪(私)に差し替えるにあたって、しゃべってる内容は30話のダークネス吹雪を主に参考にしています。吹雪の言うことはそれに対応して変わっています。心の闇がどうのとかいう設定はあまり関係がなさそうです。記憶もなくならなそう。
◆第173・174話? 二人の吹雪 レッドアイズVSレッドアイズ
二人の吹雪が対峙していた。
闇の力にすべてを委ねたダークネス吹雪、絆を信じるデュエル・アカデミアの天上院吹雪。
この世界でダークネスの仮面を作り出したのは、吹雪本人だった。
D吹雪:すべての知性がひとつになり、すべての戦術、すべての力がひとつになる。そのとき人は、初めて最強となるのだ!
吹雪:くだらない!
D吹雪:何?
吹雪:くだらないと言ったんだ!すべての力を得る?お前の力は虚無の炎だ。人の無限の可能性は、そんなことのためにあるんじゃない!
D吹雪:私はお前だ。お前には最初から、ダークネスを否定することはできない。
吹雪:分かってるさ。だからこそボクは否定する。キミこそ、その意味が分からないのかい?
D吹雪:何?
吹雪:ボクはもう知っている。キミが何者なのか、ボクが何を考えていたのか。だからこうする…すまない、レッドアイズ。トラップ発動、レッドアイズ・バーン!
D吹雪:馬鹿な!?
吹雪:これがボクの選ぶ未来だよ。キミはボクだ、そこからもう逃げない。ボクが否定したかった、力に惹かれた自分ごと、ボクは自分のすべてを肯定してみせる。闇に堕ちるのは一人でいい!
D吹雪:やめろぉぉぉ!!
D吹雪:これがお前の…私の望む結末だと…。
吹雪:ボクは負けない。希望を捨てない!ひとりで立ってるお前になんか、ボクは屈しない!
D吹雪:フッ…ハハハ!!
吹雪:!?
D吹雪:消えろ。お前のような弱い者は…必要ない!
D吹雪:始めようじゃないか、最後の闘いを。ダークネスこそが唯一最強。それを証明するために。
◆176話+159話? ダークネスの真相 十代VS吹雪
ヨハン:まだだ十代。この戦いはお前が最後に立っていればいいんだ。絆が残っていれば、オレ達で奴を倒すことができる。だから、諦めるな…。
D吹雪:フッ…あくまで私を倒したいか。ならそれでもいい、お前たちの最高の戦術を見せてみろ。それを倒したとき、私は真に最強の存在となる!
不意に、十代が息をついた。
十代:いい加減、その仮面外しちまえよ、吹雪さん。
吹雪:…気づいていたのかい?
ダークネスが仮面を外す。そこにあるのは、正真正銘、天上院吹雪の笑顔だった。
十代:ああ。世界の命運がかかってるっていうのに…オレはこのデュエルが、楽しくて仕方ない。世界中全部のデュエリストと闘ってるような、そんな感じがするんだ。
吹雪:その通りさ。今ボクの中には、ダークネスが取り込んだ全ての人の力がある。取り戻すにはボクに全力を出させることだ。それが解放の方法だよ。来い、十代くん!
十代:ああ、覚悟しろよな!
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………え、藤原マジで蛇足じゃ…みたいな…(滝汗)
そもそも遊戯王DMGXって、どっちかってーと「自分との闘い」をフィーチャーする話だったんじゃないかと思うんですよ。ヘルカイザーとか覇王とか。ダークネス吹雪も例外じゃなく。
なのに、多分絆を強調したかったせいだと思うんですけど、「藤原」っていう「ほぼ完全に他人に助けられてる人」を作っちゃったから、テーマがブレたみたいな…。
ついでにこの展開だと、下手したらヨハンもいらない上、遊戯とのラストバトルもいらなそうっていう(…)
このダークネス吹雪の使っているダークネスの力の特性は、ダークネス藤原のそれとは少し違います。藤原の場合、究極的な主導権が藤原にないというか、「自分を肯定してくれる誰か(ダークネス)」を自分(ダークネス)の中に設定してしまっているために自分で自分を自分(ダークネス)の操り人形にしちゃうみたいなところがあるから「ダークネス」が「藤原」と分離するんですが、吹雪がダークネスの力を使った場合これは起こりません。「ダークネスという自分を吹雪が肯定する」形で融合するんで、吹雪が完全にダークネスの主人格になります。だから十代VS吹雪が真実最終決戦です。
このダークネス吹雪、万一クリアー・デッキ使ったとしても、クリアー・ワールドの効果はきっとネガティブエフェクトならぬポジティブエフェクトとかだと思うよ。クリアーモンスターの特徴は無属性じゃなくて全属性。意味がわからない。
…ていうかこの↑説明わかりにくいですよね…すみません…なんていうかダークネスの設定が難しすぎる。魔術士オーフェンはぐれ旅の魔術の設定レベルに難しい。「言葉遊びだ」「だがここは言葉遊びが具現化した世界だよ」そんな感じ。オーフェン今でもところどころよく分からないよ。
藤原が言うダークネスの「無」っていうのは、不完全な色即是空(すべては無に等しい)。それに対応する空即是色(無からすべてが生まれる)が成立してない、片手落ちの真理。
一応このダークネス吹雪は、空即是色も成立させてるつもりなんですが。
んー…どうだろう。色即是空空即是色も、そう簡単に言えるほど浅い真理じゃないしな。
お蔵入りにするしかないかな、この話…。
しかし…………こんな吹雪も見たかった(本音)
少年漫画は…こうあるべきなんじゃないのか…?