考察じゃなくてSSにしようと思って吹亮吹書いてたら、結構な量書いてたのにブレーカーが落ちてパソコンごと消えて泣いた。暖房器具はこれだから…orz
むしゃくしゃしたのでオチだけさらっと書いてさらっと考察書きます。
亮が「新しいプロリーグを作りたい」と思った理由考察です。
祈りに似ている
「プロリーグは勝敗が全てだ。勝敗がすべて実力で決まるとはオレは思わないが…そんなこと、デュエリストでもない大半の観客には分からない。それこそ、実力が出せないのも実力のうちだと言われればそれまでだからな。それでも、実力を出すために場慣れしようと思ったら、ある程度は回数をこなすしかない。その回数がこなせない内に、試合さえ組まれなくなって消えていくやつもいる…」
それは、負け続けて一度はプロリーグを去った自分のことを言っているのか―それとも、復帰した後に蹴落とした対戦相手か。
「本当に実力があるデュエリストは、相手がどう戦おうが負けない。結果が全てという厳しさがあるから強くなれるのも確かだし、オレもその一人だ。だからこそプロリーグは年々レベルが上がっているんだろう。それでもオレは…もう少しだけ、本当に強くなりたいと思う奴が、強くなれるチャンスを、増やしたいんだ」
そう言って、亮は少しだけ笑った。
「もう強くなれないと思っている間は、逃げにしか思えなくて言えなかったがな。それでもずっと、考えてはいたんだ」
もう少しだけ、諦めないデュエリストのチャンスを広げたいと、その言葉はまるで、世界がもう少しだけ優しければいいと、祈るようで。
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「祈りに似ている」というのは大昔コバルト文庫「銀の海 金の大地」で、その後はGファンタジーコミックス「破天荒遊戯」で出会ったサブタイトルで、なんか原典でもあるのかと思って調べたけど見つかりませんでした。まぁ、ありきたりなフレーズと言えばそうなんですが…。
勝ち残るものが正義!だの、この世はしょせん弱肉強食!だのというのは、椅子取りゲームの世界の話です。人数に対して座る椅子が絶対的に足りないから、椅子を奪ったもん勝ちがまかり通る。
椅子取りゲームがプロリーグのルールだったから、亮はそれに従ったんだけど、でもやっぱり辛くて。っていうか、この世界狂ってやがるぐらいのこと考えてたと思う…(笑)ああ無情、みたいな(笑)
でもその「世界」ってのは、「人間がつくった社会」のことで、社会制度というのは人間の限界に限界づけられている不完全なもので、VSダークヨハンで負けた亮が見たのは、もっと大きな世界の、「運命」だったり「宇宙」だったりの、悲しいくらいの完全さのほうだったんだと思うのですよ。具体的には、「どんな手を使っても勝てない圧倒的な力」と「敗北に穢されない命の輝き」と「輝きを認めてくれる仲間達の愛」(もうここまで来たら「愛」で・笑)と、「その輝きを必要とする存在(十代)」などなど。こういうのは、一番純粋な意味での「宗教」だなぁと思いますが…(笑)
そういうことを考えてたら、亮が「新しいプロリーグを作りたい」って思ったのって、ものすげー自然な流れだなーと…。
いや、さすがにここまで考えてないかなとも思いますが(笑)
それでも、それこそGX自体が、それが蜃気楼のようなものだと知りながらなお希望を信じるような話で、本当の世界が椅子取りゲームだとは信じないみたいな、運命や宇宙に愛を信じるようなそれは、祈りに似ている、と思ったりもして。
しかしこの亮がサポートしたいと思ってる「諦めないデュエリスト」って、ヘルカイザーも該当しますが、心の闇を打ち破った万丈目も該当したりして。やはり亮は第一期で卒業しただけあって、ステージが一歩先ですね…(笑)
いや…本当に…GXは「大人が作った次世代のためのアニメ」だなぁと思います…orz
亮みたいな大人にならなりたい…(笑)
ちなみにこの妄想の結果、サイバー流デュエルリーグのデュエルを全部ちゃんとチェックして、対戦させたら伸びそうな組み合わせを洗い出してリーグ表作ろうと思ったら組み合わせの数が膨大すぎて計算しきれなくて藤原にパズルゲーム的な協力を依頼する亮という電波を受信しました。
そしたら藤原は、リーグ表じゃなくてリクエストした対戦でリーグ表を自動生成してくれるプログラムとか送ってくればいいと思う。
あともう、吹雪の就職先はアイドルでいいとまた思い始めた。お前のやりたいこと、デュエルじゃなくても大丈夫だろ、正直な話(笑)