で、ちょっと4期の十代のことを、佐藤先生とかコブラとかアモンとかのこと交えて考えてたんですが、そしたら、この「やらねばならないこと」って、普通に「十代を見届けること」だったんじゃないか?という気がしてきた。
もともと亮が「責任」に敏感な人だったのは、あの性格(別にナルシストでもなんでもない)でアカデミアの帝王カイザーとか自ら名乗ってたり後輩に模範を見せないと~とか考えるあたりで一目瞭然なんですが、(力を持つ者は力の正しい使い方を実践する/見せる責任があるとか考えてそう)、その亮は、卒業デュエルで十代にアカデミアを導く責任を負わせた(「あとは頼んだぞ、在校生!」)わけです。十代がそれに値すると思ったから。それと同時に、亮はあのデュエルで十代から「自由」を知って、連敗で「力を持つ者」っていうポジション=責任も失ったことで、その自由に従ってヘルカイザーの道を突き進むんですが…。
つまり、十代がアカデミアのみんなからの期待を背負っていたのは、半分は亮のせいで、だからこそ亮には、十代が責任を果たせるようにサポートする責任があったんじゃないか?
というか、それが亮から十代への友情の証でもあったんじゃないか?
それで146話の「見損なった」につながって、147話で「十代、たとえお前の頼みでも、このデュエルをやめることはできない」とか「お前なら分かるだろう?オレは今、最高の充実感を味わっている」なんてやけに十代に肩入れしたセリフが出てきたりするんじゃないかと。邪魔するな!ってのは、亮がここで自分の自由を優先してるからで、148話(オレの命と引き換えに、このデュエルはヨハンの勝利で終わる~)あたりから責任のほうがまた頭をもたげてきてるっていう感じで、ユベルの反応的にそれが通じないことが分かったから「ヘルカイザーをなめるな!」って攻撃宣言したら案の定打つ手がなくなって、選べる道は玉砕か自滅で、見た目だけ見れば結末は同じなんだけど、自滅になる「サイバネティック・ゾーン」は、責任か自由か判定し難い、義務であり権利なカードなんですよね。あそこでルール無視った16000は、この選択が「正解」だったって意味でもあるかな。
で、「笑うなら笑え…」が出てくるあたりが亮は亮だなぁ…みたいな感じなんだけど、十代は「力を使う責任」を自覚することになる。あくまで、そこに自分のための何かがある可能性を見たから…だと思うんですが。
…ほんとひとつのセリフ・エピソードに意味が三つぐらいあるのがデフォルトなGXの構造(というか、特に亮・十代関連の暗示めいたセリフの数々)どうにかしてください\(^o^)/
なんつーか、また泣かされたよ…orz
そして、人がいかに自分のフィルターを通して物語を読んでいるかをつきつけるのやめてくださいスタッフvvvvvv見たままの事実を、見たままで受け取れなくなるこの事実…大部分は防衛反応なんだろうけどorz
♪ でも人間なんて 迷わされてるばかりで 孤独と戦った強さを持たない ♪
林原さんの「Breeze」を思い出す今日この頃です。
GX大好きだーーーーーーーー!!!!!
ネットの今年の漢字が「迷」と発表されていましたが、
私の今年一年は「GX」でいいです。
これ以外に無いです。
こんな一年は…きっともう二度とない…よ…orz
追記:
劇場版予告見た。見ちゃった。
かえすがえす…GXは十代の亮絡みの発言&描写にどれだけひっそりと情熱を注げば気が済むのか…。
83話で、鮫島校長は亮に負けた後、「アカデミアには吹雪や翔や十代がいる」って思ってジェネックスの参加メダルを渡すんですが、当の十代は亮に対しては傍から見て呆然としたり悲しそうな目をしたりするだけで直接的には一切アクションを起こさなかったし、亮は吹雪と翔とデュエルしただけで「この島には闘うべき相手は残っていない」(102話)とか言ってて島出ちゃって。
これ、別に伏線張るだけ張って回収しなかったとかじゃなくて、鮫島校長の思惑を超えるだけの絆が亮と十代の間にあったってことだと思うんですよね…(笑)
そんでもって、この信頼(?)が137話の「オレだったら、最後の最後まで、そいつが嫌がったって、ずーっと見守っているだろうなぁ。それが、そいつのことを大切に思ってるっていう、証だと思うから」とか、146話の「見損なったぞ十代!」につながってくるんだと思うんですよね…(笑)
前置き長くなりましたが、タイトルは163話です。
これ、由来は亮VSダークヨハンですよね。
「この大事な瞬間を、邪魔はさせん!」
なんつーか男にはときに命より大事なものがあるな勢い(以外のなんでもないよな、あれ)なわけですが、十代はそれまで亮にだってもちろん死んでほしくないからデュエルやめてほしかったんだけど、友達だからこそその精神に納得しちゃう。
あのデュエルで十代は、「侵せない他人の領域」があることを知ったんですね…。137話のセリフからずっと続いてはいるんだけど、自分が言ってた言葉の重みというか…。本当の意味で「他者の尊厳を重んじる」ってことを知ったっていう………なんだこの真のリスペクトorz
しかも、逆にこの亮の「邪魔をするな」って姿勢は、十代に対しては「好きにしろ」(in卒業デュエル)って無言のメッセージにもなってて、多分十代が「ユベルの魂を浄化するために自分の存在を懸ける、ユベルの全部を赦す」って選択をするための最後のひと押しだったりもする。個人的に本当に大事な瞬間ってのは、誰に止められるようなもんでもないんだと。(権利もなければ力もない)
…ってあー、むしろ「止められない」はこっちで実感したのか!!オレは誰が何言ったってユベルと超融合する!何があっても後悔しない!この思いは、誰にも止められない!みたいな!!!
…ぜぇはぁ…最強だぜGXの皆さんはよぉ…。
だったら翔の「それでも、兄さんの命には代えられないじゃないか!」はどうかって言ったら、これはこれで翔の譲れない尊厳だったりとかして。そういう意味では、VS猪爪って、亮と翔のプライドの正面対決だったりとかして(笑)
亮の気持ちも分かるけど翔の気持ちも分かるから、十代は「オレも手伝うぜ」って言う(笑)
で、正面対決の結果は、亮がほんとは懸けるべきものを失ってて、翔がその亮の尊厳も引き継いで亮&翔の融合デッキ(笑)で二人とものプライドを一致させて「未来がある」ってことを示してめでたしめでたし。
マジかっこいいよ…みんなかっこよすぎて私は燃えがいつまでたっても止まらない(笑)
と、今日思った。
きっかけは一昨日?chipsに投下した亮十なんですが。
なんかもう孤独に耐え切る人類最強の精神力を持っている(と私はかなり本気で思っている)亮を誰が攻められるって言うんだ…!
と思ったけど全然簡易にならないのはいつものこと。